もっと詳しく!ドッグフードの選び方!続編

公開日:2016/2/2 更新日:2016/5/28
ここでは、>>ドッグフードはの選び方の続きとして、ドッグフードの選び方のお話をさせていただきます
前回では、選び方というよりも選ばない方法というか、選んではいけないものについてお伝えしました
詳しく調べるよりも、まずは取り捨て選択ができると、ドッグフードの選び方でまずマイナスに動くことが少なくなるのが理由ですね
あれはダメ、これはダメ、そっちもダメ、と良くないことを中心に話をしたので、今回はもっと体に良い、気分がよくなりそうなお話を中心にしていきましょう
ドッグフードには、成分をきちんと表示する義務があり、成分にはドッグフード選びのカギの1つ
人も今日はビタミン多め、ミネラル多め、炭水化物は少なめにして・・・みたいに目的に合わせて摂取する栄養を調整したりしますよね?
同じように、犬も犬種別、年齢別、状態別でドッグフードを状況に応じて選んであげるといいと思います
この成分について、まずは知っておきましょう!
ドッグフード選びのための重要な成分
犬の栄養成分の中で、重要な成分は炭水化物、タンパク質、脂質の3つ。エネルギー源となり。元気いっぱいに動きまわるためにとても重要
3つの中で、一番割合が大きいのが、炭水化物です
炭水化物はご飯や豆、とうもろこし、麦、いもなど穀物や野菜、果物にも多く含まれています
ご存知の方も多いと思いますが、炭水化物は糖分と食物繊維のの総称。糖分なので食べ過ぎると太る原因にもなるので多くは禁物なので、バランスが大事
次のタンパク質はアミノ酸の集合体として出来る成分。エネルギー源プラス体を作る成分にもなるので、炭水化物よりも重要と言えますね
炭水化物に比べると、多用過剰摂取しても太りにくいので、小回りが効く点も有利です
このタンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類があり、ドッグフードとしては犬にとって必要な必須アミノ酸が多い動物性タンパク質の方が大切になり
動物性タンパク質は肉、魚、卵などがメインで、植物性タンパク質は、大豆、豆腐、米、トウモロコシ、小麦などに含まれています
動物性のタンパク質は植物性タンパク質に比べて体内で利用しやすいのが特徴
となると、ドッグフード選びにおいては、穀物に多い植物性タンパク質よりも肉、魚、卵など動物から生まれる動物性タンパク質を選ぶことが答えになりますね
ではちょっと見比べてみましょう。次の2つのドッグフード、名前は伏せて原材料だけ載せます
ドッグフード原材料サンプル@ |
新鮮骨なし鶏肉、乾燥鶏肉、新鮮鶏肉レバー、新鮮丸ごとニシン、新鮮骨なし七面鳥肉、乾燥七面鳥肉、新鮮七面鳥レバー、新鮮全卵、新鮮骨なしウォールアイ、新鮮丸ごとサーモン、新鮮鶏ハツ、鶏軟骨、乾燥ニシン、乾燥サーモン、鶏レバー油、赤レンズ豆、グリンピース、緑レンズ豆、日干しアルファルファ、ヤムイモ、えんどう豆繊維、ひよこ豆、カボチャ、バターナッツスクワッシュ、ホウレン草、ニンジン、レッドデリシャスアップル、バートレット梨、クランベリー、ブルーベリー、昆布、甘草、アンジェリカルート、コロハ、マリーゴールドフラワー、スイートフェンネル、ペパーミントリーフ、カモミール、タンポポ、サマーセイボリー、ローズマリー、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ナイアシン、リボフラビン、葉酸、ビオチン、ビタミンB12、亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン、発酵乾燥腸球菌フェシウム |
ドッグフード原材料サンプルA |
米、さとうもろこし、とうもろこし、チキンエキス、チキン、家禽類、鶏脂、コーングルテン、シュガービートパルプ、サンフラワーオイル、フィッシュミール、フラクトオリゴ糖、トマトパウダー。マリーゴールド、ブルーベリーパウダー、ルテイン、STPP(トリポリリン酸塩)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸(アルギニン、タウリン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) |
はい。以上サンプル2つ紹介しました。当サイトでも紹介している、どちらも実在するドッグフードです
できれば前の記事>>ドッグフードはの選び方と合わせて考えてみてもらえると、いいかと思います
どちらがいい原材料を使っているかというと、サンプル@ですね。おそらくみなさんお分かりかと思います
成分表示は、多く配合している順番に並べていきます。サンプル@は鶏肉が3種類。ニシン、七面鳥が3種類、そして卵と続きます
動物性タンパク質である肉、魚、卵がこの時点で全て加わっているので、タンパク質をエネルギーとして活かしつつ、炭水化物は控えめにして太らないように配慮がしてあるのが見えます
変わってサンプルAは米、さとうもろこし、とうもろこしと植物性タンパク質が並び、チキンエキス、チキン、家禽類、鳥脂と続きますが
これらよりも量が多く、植物性タンパク質がメインのドッグフードでおそらく間違いないはずです
この2つのサンプルを見比べて、どっちの方がいいドッグフードか分かると市販されているドッグフードもある程度分かってくると思います
ドッグフードの値段と照らし合わせながら見ていくと、どうしてあのドッグフードが高いのか、何故安いドッグフードはどこまでも安いのか
少しづつ色々なことが分かってくるので、判断基準として炭水化物とタンパク質・・・植物性と動物性の関係を知っておきましょう!
成分表示は具体名があれば信頼度アップ
先ほどのサンプルでも挙げましたが、成分表示されているものは具体的であればあるほど信頼度が上がります
サンプルAで例えるとチキンエキス、チキン、家禽類、どんなチキンエキス?チキン?家禽類ってなんで鳥の総称でまとめてるの?
と疑問はたくさん。おそらくは成分表示に嘘は付けないので品質はさておきとりあえず配合しました!というのが実情
変わってサンプル@では、どんな鶏肉かを説明した上で3点、魚はニシンと明言していてそれから鶏肉も七面鳥と同じく明言されています
これらの表示って偽造・・・とまではいかなくてもちょっと大げさに書いておいても問題ないのでは?と思われるかもしれませんが
嘘をついて食べた犬に異変>>消費者庁などにクレーム>>立入検査
などに繋がってしまうい、バレると信用を失うどころでは済みません。そこまでのデメリットを背負うほどメリットがあるわけではないので
成分表示に関しては書かれていることを信頼して問題ないと思います
サンプル@はある程度具体名を記載し、嘘偽りなく高品質である、とメーカーが知らせてくれています
逆に不安を感じてしまうものとしては、チキンミール、フィッシュミールなど、色々混ざっているものも注意
産業廃棄物に限りなく近いモノが入っていることもあり、できる限り避けることをおすすめします
どれだけ原産の食材を限りなくイメージできる表示がされているか、これによりドッグフードの信頼度はグンとアップするので、選び方の参考にしてみてください
保証栄養分析値でより鮮明に
成分表示と同様に、ドッグフードのパッケージには、ペットフード公正取引協議会の分析試験の結果によって、総合栄養食の基準をクリアしている証明が書かれています
言葉だけで見ても仕方がないので、またまたサンプルを持ってきたので、どうぞ!
サンプル@ | サンプルA |
成分表示で紹介したサンプルと同じドッグフードです
ドッグフードの100%のうち、どれほど栄養素が保証されているか、という数値がこの保証栄養分析値です
サンプル@とAでタンパク質の保証している数値が10%以上違います。全体的に@よりもAの方が保証されている成分も多く
記載されている成分と見比べても、やはりサンプルAの方が愛犬に与えたいドッグフードだと言えますね
こうやって、別々の視点からドッグフードを見ることができると、全てではなくともある程度はドッグフードの選び方も見えてくると思います