ドッグフード ローテーション

ドッグフードをローテーションするのはあり?なし?

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公開日:2016/11/14 更新日:2016/11/14
わんちゃんと一緒に暮らしている方なら一度は考える、ドッグフードのローテーション
犬という動物はなかなかに気まぐれなもので、食べなくなったドッグフードは見向きもしなくなっちゃいます・・・
そこで、ローテーションの出番。違うドッグフードだと途端に興味を示して、見向きもしなくなったドッグフードに対してもがっつく子を見て私たちも安堵するものです(笑

 

ドッグフードをローテーションすることで、それまで食べなくなった状況から食べてくれるようになった、というメリットは大きいと思います
では食事そのものとして・・・栄養面や健康面を考えた場合ローテーションはメリットだけで済むのでしょうか?

 

ドッグフードのローテーションはありかなしかで言うなら、ありだと思います
ただし、単純にメリットだけで考えることはできなくて、色々な視点・状況から考える必要があります
現状与えているドッグフードの種類、どんな健康状況か。視点を変え始めるとキリがありませんが、ある程度割りきっていくこともタイセツになってきます

 

色々と考え始めると難しくなるかもしれませんが、使いこなすことができれば、わんちゃんにとってもあなたにとっても多くのメリットを得られることも確かなので、この視点を把握してみることからオススメします!

 

ドッグフードのローテーション "視点"の違いによるメリットとデメリット

まず重要な視点の違いになるのが "今" あなたがわんちゃんに与えているドッグフードの種類・・・安価なドッグフードか、高価なドッグフードか。これだけでも結構変わってきます
前提として、いついかなる時でもアレルギーの影は見えてくることがあります。ローテーションしていきなり吐いたり体調が悪くなった場合は、すぐに戻して動物病院で診てもらいましょう

 

高価なドッグフード>>安価なドッグフードにローテーション
正直おすすめしないローテーションです。高価なドッグフード(=しっかりしたドッグフード)から変えるのは様々な面からやめておいた方がいいのでは・・・と思ってしまいます^^;コストを下げられる点はメリットでもあります
理由としては、高価なドッグフードで縁が無くなったと思われる、穀物や添加物、着色料への反応が心配されるからです。といっても、そんなに大きな確率ではないんですけどね
ただ、ローテーションしない場合は起こらないことですから、心配するに越したことはありません。ローテーションしないと食べない場合は、似たようなドッグフードとローテーションするのが一番適切かな、と思います

 

高価なドッグフード>>高価なドッグフードにローテーション
似たような価格帯から種類の違うドッグフードにローテーションする場合。おそらく一番問題も起きにくく、ローテーションさせるには理想的な方法になると思います

 

安価なドッグフード>>高価なドッグフードにローテーション
基本的に質が高いドッグフードへのローテーションで大きなデメリットは出てきません
ただ、高価>>安価 でもお伝えしたように、ローテーションしているうちに何かしらトラブルが起こる可能性はあるので、要観察&対応が必要ですね

 

安価なドッグフード>>安価なドッグフードにローテーション
実は 高価>>高価 の次にオススメできる組み合わせでもあります。やっぱり急激に変化しないのは大きなメリットですね
いくらプレミアムフードの方がいいと言っても、ローテーションで安価>>高価>>安価・・・と繰り返していくよりは、食べてくれることを重視するならコストの割には十分な効果を期待できるのではないでしょうか

 

高価、安価という種類の分け方はざっくばらんとしているかもしれませんが

 

@1kgの単価が500円未満A穀類の配合が多いB着色料(赤色◯号、青色◯号など)が配合されている

 

という共通点があります。ローテーションする際は、できるだけ似たドッグフードを与えてあげることが一番トラブルがなくていいと思います

 

では食いつきを良くするためのローテーション。問題点がないわけではありません
良い点とダメな点を理解してようやく実行できるレベルになると思います。しっかりと

 

ドッグフードのローテーション 問題編

・ローテーションすることの必要性
・わんちゃんへの"慣れ"の強制
・アレルギーに対する後手

 

問題編、1つめからいきなり根本的な問題が出てきていますが(笑
ローテーションをする一番の理由は "食いつきが悪くなったとき" だと思いますが、良くするためには他にもとれる行動はたくさんあります
・ドッグフードをふやかして嗜好性をあげる
・トッピングをして食いつきをよくする
・甘やかさず食べるまで与え続ける

 

これらの行動を先に試してみた方が、リスクが低く今すぐにできるので、購入する手間もある分ローテーション優先順位が下がります
食いつきを良くする唯一の方法、というわけではないので、これらの行動で食いつきがよくなるとローテーションする必要すらなくなってしまいます

 

次にわんちゃんに対して"慣れ"ることを強制してしまうのも問題点の1つです
原材料や栄養素によって対応すべき内臓も多少違うので、頻繁にその内容が変わるとからだの負担になりかねません
ローテーションに合わないとストレスを溜めてしまうこともあるので、わんちゃんの観察は重要になってきます

 

最後にアレルギーに対して。上でもお話していますが、アレルギー対策に対しては少し難しいです
ローテーションするドッグフード次第ですが、原材料が多くなればなるほど特定がしにくくなります
ですが、
穀類?チキン?ビーフ?どこにアレルギーがあるのか分からなくなると、与えればいいドッグフードも分からなくなってしまいます

 

ドッグフードをローテーションするなら 実行編

ローテーションをする場合に気になるのは期間。1ヶ月?2ヶ月?それともドッグフードの容量次第?
答えは 「分からない」 です。というより期間は二の次で最優先に考えるのはわんちゃんの体調や食いつき次第です

 

とはいえ期間を全く決めておかないのも計画性が無いので、最初はある程度期間を決めてしまいましょう
おすすめは期間というより、一袋の容量でローテーションしてみること。体重5キロ程度の小型犬のわんちゃんで食事量が月に2キロから3キロなので丁度いい量になります
大型犬のわんちゃんの場合月30キロ前後の食事量になるので、一袋でローテーションするのは難しくなります。この場合は一旦1ヶ月単位で決めてもいいと思います

 

では、実行していきましょう。注意したいのは切り替える際
食いつきを良くするなら、最初は食べなくなったドッグフードと混ぜて与えてみましょう
それまでのドッグフードをやっぱり食べないようなら、食べない方を減らして新しいドッグフードを増やしていく
いきなり全部変えると体調を崩す子もいるので、切り替える際の混ぜ方はケースバイケースで
変えてみてガブガブ食べて特に異常も見られないようなら経過を見守りつつ続行
問題なく食べるようなら、期間を伸ばしてそのままドッグフードを変えちゃってもいいかもしれません
しばらくたって食べなくなってきたりしたら、また格闘開始です(笑)

 

すぐにローテせずに、上でお話したように、ふかしたり、多少トッピングしてみたり、甘やかさずささっと食事をひいたり、いろいろ試してみてください
あくまでも食べてくれることが目的であって、ローテーションは方法・手段でしかありませんからね。食べてくれるならローテーションにこだわる必要はなくなります

 

最初にお伝えした通りローテーションはわんちゃんの体調最優先で。食べてくれるようになったらローテーションは休止して要観察

 

ドッグフードのローテーション おすすめのドッグフード編

 

ではどんなドッグフードがおすすめか。上中下3つの価格帯からおすすめのドッグフードをお伝えしていきます

 

 

ドッグフードのローテーション "上" のドッグフード アカナ

普段はオリジンの劣化だなんだと言っていますが、アレルギーを避けるための種類の豊富さはオリジンを軽く上回っています
ラム肉、鴨肉、豚肉、魚類と他に肉類が配合されないシングルタイプが、アレルギーを避けるために特におすすめ
混合しているタイプのものもビーフ、チキンもあってローテーションする場合は最適なドッグフード

 

ドッグフードのローテーション "上" のドッグフード ジウィピーク

アカナと同じく肉類の豊富さが武器。クオリティと価格の高さが特徴
ローテーションを最優先するなら、よりアレルギーに配慮し肉類を混合させずにシングルで作られているアカナの方がおすすめですが、ドッグフードそのもののクオリティは段違いに高いので、ジウィピークもまたおすすめです

 

ドッグフードのローテーション "中" のドッグフード シュプレモ

価格の割にクオリティの高いドッグフード
ロイヤルカナンやサイエンスダイエットからのローテーションならシュプレモがおすすめ

 

ドッグフードのローテーション "下" のドッグフード ビタワン

あくまでも最低限のクオリティは保持しているという点で評価
すごく優れているわけではありませんが、、、


 
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